シュメニャックは、スロヴェニアの北東部、オーストリア国境近くでワインを生産しているワイナリーです。
内陸に位置するため、ドイツ風の可愛らしい建物のワイナリーを構え、5.5ヘクタールのオーガニック畑を所有しています。この畑は急斜面にあり、栽培されている品種はスロヴェニアでは珍しいドイツ系のリースリングをはじめ、ミュスカ、シャルドネ、ピノブラン、ピノグリ、ソーヴィニョンブラン、ピノノワールなど多岐にわたります(なお、スロヴェニアではリースリングといえばラスキリースリングが主流です)。
当主であるシュレチコ氏は「私の最も重要な関心事は畑です」と語ります。マイクロクライメイトや土壌、そして生産者の努力がワインに直接的な影響を与えることをよく理解しているからです。
「畑には肥料を撒かず、除草剤や合成防腐剤も使用しません。ぶどう木にかかる負担を軽減し、適度な熟度で健全なぶどうを収穫することを心がけています」とのことです。ほとんどのワインはマセラシオン(果皮浸漬)を経て、発酵や熟成も可能な限り自然のプロセスに委ねられています。
ぜひ、醸しワインが持つ力強い躍動感と生命力をご堪能ください。